こんにちは、プログラマーのだいき(@dotpro_pm)です。
これから何か自分の商品を作ろうとしている人にとって、「しっかりとした商品を作らないといけない」と考えているのではないでしょうか。その考え方は、今すぐやめた方がいいと思います。というのも、最初はできるだけしっかりとした商品を作らない方が、成功する確率が高くなるからです。
実際、これは売れると思って商品を作っても、家が在庫だらけになるというケースがかなりあります。ITの世界でも、せっかく1000万かけてWebサービスを作っても、全く売れないというケースも多々あります。
そうならないためにも、「完成品を作る前に、試作品を作ってテストする」ことをオススメしていますし、結構主流になってきているやり方です。そこで今回は、テストすることのメリットについてご紹介していきたいと思います。
この記事を読むと以下のことを知ることができます。
お金をかけて商品を作って失敗するケースをご紹介していきたいと思います。よくある失敗ケースの例として、いきなり飲食店として開業したり、商品が売れていない状況で事務所を解説したり、いきなり50人規模でセミナーを開いたりするケースがあります。
夢を見ることは悪いことではありませんが、現実はそれほどあまりありません。正直、新しい商品やサービスを作っても、最低100回以上は失敗しないと売れる商品にはなりませんし、人のが買って満足してくれるような商品にはなりにくいです。
個人的には、小規模で初めてみて、だんだんと拡大させていく方が、いいのではないかと思います。
また、最初から完璧な商品を作って売れなかった場合、改善していく必要がありますが、完璧な商品を改善していくことはかなり難しいのです。というのも、完璧がゆえに少し改善すると、バランスが崩れてしまい、結果として1から作り直す方が早いケースがあるからです。
お金をかけずに試作品を作るときに考えるべきことは、必要最低限のものは何なのかということを考えるようになります。例えば、飲食店を開くならば、どのような料理が必要なのか、どのような盛り付けだと喜んでくれるのかを研究することができます。さらに、実際に料理を作って友達に評価してもらうことができるようになります。
他にも、Webサービスを作るならば、必要最低限の機能だけを作り、知り合いの人に使ってもらい使い心地や改善点を聞くことで、顧客が本当に求めているものを作りやすくなります。結果として、顧客が求める本質的価値を知ることができるようになります。
また、顧客が求める本質的な価値を知ることで、相手に欲しいと思ってもらえる営業をかけることができるようになるため、契約率が格段に上がることでしょう。
顧客が求めるコアな部分を知ることで、その後様々なオプションを作りやすくなります。例えば、主な機能があるサービスは月1000円で、セキュリティーを高めたいなら月500円、容量を増やしたいなら月1000円など、全員が欲しいサービスではないが、オプションとしてあった方がいい機能を構築することができるようになります。
こうすることで、コアな機能は安く提供でき、もっと様々な機能が欲しい人はオプションを購入して利用することで、多くの人が満足するサービスを作ることができるようになります。
上記でも言った通り、本質的な価値を理解することで、マーケティングを効果的に行うことができるようになります。例えば、ネット上でその商品を書いたい人がどのようなキーワードで調べているのか、どのようなキーワードを使えば契約率があがるのかなど、マーケティングを行う上では必要になる知識をあらかじめ身につけることができます。
一方、顧客の声を聞かずに、最初から商品を完璧に作ってしまうと、どのようなキーワードが顧客にとって響くのかを分かっていないため、マーケティングを行なっても思ったような結果に繋がりにくいのです。
テストを繰り返して、商品を作り上げていくため、成功する確率が自然と高くなります。そのためには、できるだけ早く何回もテストを繰り返し、だんだんいい商品に作り上げていく必要がありますが、お金がかかってしまいます。
そこで、テストの段階ではできるだけお金がかからないように工夫して、何十回も何百回もテストを繰り返していくことが大切になります。
最初から売れる商品を作ることかかなり難しいです。特に、1から商売を始めようと考えている人にとって、ほとんど不可能な話です。まずは、売れる商品を作るためには、試作品を作り、フィードバックをもらい、改善した試作品をまた評価してもらうという行動を何回も行うことで、顧客が求めている最高の商品になり、売れる商品になるでしょう。
まずは、お金をかけずに試作品を作っていきましょう。
以上、プログラマーのだいき(@dotpro_pm)でした。