こんにちは、だいきです。
ビジネスを行なっていく上で、消費者行動について勉強することがたまにあるのではないのでしょうか。もちろん、消費者行動を学ばずして、消費者の心を理解したうえで、経営をしている方もいますが、それはかなり稀なケースです。まずは、消費者行動を学び、経営を行なっていくのがいいのではないかと思います。
まず、消費者行動と消費者行動論の違いについて説明して行こうと思います。
消費者行動とは、多様な人間の行動(労働、家事、育児など)の一側面としての消費者の行動のことを言います。
例えば、商品・サービスの購買行動から使用行動までを含めた消費行動全般のことを言います。
消費者行動論とは、消費者の行動を解釈し、理解するとともに、行動を推測し、その知見をマーケティング戦略の構築に役立てる学問のことを言います。
消費者は合理的な判断をして、商品やサービスを買っていると思いますか。商品を買う前とかに、調べたり、他社の商品と比較したりするから消費者は合理的に買い物をしているように思えます。しかし、消費者は合理的に判断していないこともあるのです。
【問題1】あなたはどちらを選択しますか?
「A:今日から6ヶ月後に1000円受け取る」
「B:今日から6.5ヶ月後に1100円受け取る」
【問題2】あなたはどちらを選択しますか?
「A:今日1000円を受け取る」
「B:今日から0.5ヶ月後に1100円を受け取る」
経済学における、人間像では問1で「B」を選んでいたならば、問2でも「B」を選んでいるはずである。
しかし、問1で「B」を選んでも、問2で「A」を選ぶ人が非常に多いのである。
これは、現実の人間の意思決定には、様々な条件により、異なる判断や選択がなされることがあるからである。
つまり、人間は合理的に行動しようとしているが、実際には合理的な行動には限界があるのである。
人間は合理的に行動しているように見えて、合理的に行動していないことが様々な研究で分かっています。
そのため、ビジネスで消費者の行動を考えた場合、消費者が必ずしもその行動を取らない可能性があります。そのことを理解して、戦略を立てていくことが必要なのではないかと思います。
以上、だいきでした。