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Webサービスで起業するときに知っておくべきこと【失敗は必然】

こんにちは、プログラマーのだいき(@dotpro_pm)です。

 

これからWebサービスで起業したい人にとって、どのような手順で起業すればいいのかについて考えたことがあるのではないでしょうか。実際、僕もWebサービスを作って起業するとき、多くの経営者や記事を読んで、すごく悩みました。

 

そこで今回は、Webサービスで起業して成功するためにはどのような手順で行うべきか、そもそもなぜ利益率が高いWebサービスで起業しても失敗してしまうのかについて詳しく説明していこうと思います。

 

この記事を読むと以下のことを知ることができます。

  1. Webサービスで起業して失敗する理由
  2. Webサービスで起業するための方法
  3. 起業するときに注意すべきこと

この記事は僕の体験をもとにした記事なので、参考程度のゆっくり読んでください。

 

Webサービスで起業して失敗する理由

Webサービスで起業した多くの企業を知っていますが、ほとんどの企業は1年も経たずに廃業してしまいました。そして、彼らと話していくうちにWebサービスで失敗する人には、失敗する理由があることに気づきました。

 

よく言われる言葉に、成功は偶然だが、失敗は必然という言葉があります。まさしく、廃業する企業には、そうなるべくしてなっていると言わざる終えない理由があります。そこで、Webサービスで起業して失敗する主な理由をご紹介しようと思います。

 

もし、あなたが以下のことを行おうとしているならば、失敗する確率が高くなるので、考え方を変えることをオススメします。

 

完璧を求めすぎない

Webサービスをリリースするときに、完璧なサービスを提供しようと、開発に6ヶ月や10ヶ月かけてしまう人がいます。しかし、正直な話、提供者が完璧だと思うサービスと受け手が完璧だと思うサービスは異なることがほとんどです。

 

実際、提供しているWebサービスの中の機能で、なんとなくつけた機能が一番受け手にとって嬉しい機能になったり、役に立つと思ってつけた機能が、誰も使わない機能になったり、全く何が受ける機能なのかわからないのです。

 

つまり、時間をかけて機能を作っても、それが素晴らしいと思うかどうかは製作者にはわかりません。そのため、受けるか受けないかよく分からない機能を作るよりも必要最低限の機能で素早く提供し、多くの人に実際に使ってもらう事の方が大切です。

 

今成功している多くの企業では、基本機能だけのWebサービスを素早く出し、顧客が求めている機能を付け足して、少しずつWebサービス作り上げていきます。それは、Googleでも、Appleでも、Amazonでも一緒です。大企業ができないことを、資本力がないベンチャー企業や個人がやっても、うまくいくわけがありません。まずは、完璧を求めすぎないことが大切なのです。

 

フィードバックをもらう

Webサービスができたら、フィードバックをもらうことが大切です。たまに、まだWebサービスができたばかりだからフィードバックを貰いたくないという人がいますが、その考えはすぐにでも捨てた方がいいです。

 

中途半端なWebサービスを誰かにフィードバックして貰うことは嫌な気持ちはわかりますし、僕もできたてのWebサービスのフィードバックを貰うときが一番緊張します。ですが、フィードバックを貰わないと、ひとりよがりのWebサービスになってしまい、ビジネスではなく、ただの趣味になってしまいます。

 

厳しいかもしれませんが、Webサービスで起業する以上、顧客の声を聞いて、その声に応えていく必要があります。というのも、Webサービスを提供する代わりに、顧客からお金を頂きます。つまり、顧客に価値を感じて貰い、お金を頂かないとビジネスとして成立しません。そして、フィードバックでは、顧客が価値を感じる声を聞くことができる方法です。

 

これから価値を提供していくためには、Webサービスのフィードバックを貰い、顧客が価値を感じてもらえるように、設計して、Webサービスを作り上げていく必要があります。ですので、必ずフィードバックを貰い続けましょう。

 

Webサービスを素早く改善していく

フィードバックをもらった後に、Webサービスを改善する人はいますが、その速度が遅いことが多いです。例えば、改善を1週間でできるWebサービスと改善を1ヶ月で行うWebサービスあるとしたら、確実に1週間で改善を行えるWebサービスの方が売れる可能性が高いです。

 

ビジネスの世界では、100回改善する頃には、売れるような商品になっていると言われいます。つまり、年間で50回改善を行えるWebサービスなら2年で、売れる商品になりますが、年間で12回しか改善をお声ないWebサービスなら8年近くかかってしまいます。

 

また、時代の変化に対応していくためには、できるだけ早く改善を行なっていく必要もあります。もちろん、しっかり検討して、どのように変更するか会議した上で、Webサービスを改善していきたいと言う人もいますが、会議したところでWebサービスの受け手が価値を感じるのかどうかなのわかりません。

 

それならば、1週間ほどで改善して、Webサービスの受け手に聞いた方が、より良いWebサービスにすることができるでしょう。Webサービスの良し悪しは全て、ユーザーが決めることで、会議で決めることはできません。まずは、どんどん改善して、実装して、ユーザーにフィードバックを貰いましょう。

 

利益を出せるサービスを行う

ビジネスである以上、Webサービスで利益を出す必要があります。しかし、多くの失敗するWebサービスでは利益を出せる仕組みができておらず、資金が尽き、廃業してしまいます。そうならないためにも、利益が生み出すことができるWebサービスを開発しましょう。

 

もしかしたら、無料でWebサービスを提供することはビジネスとしてだめなのかと言われるかたもいるかもしれませんが、戦略的に無料でWebサービスを提供していることはいいことです。そして、僕が言いたいのは、Webサービスで利益をあげる仕組みがないことがダメということです。

 

また、利益の出し方はあとででいいやと考えているならば、今すぐにでもその考えはやめた方がいいです。Webサービスを複数運営している人やビジネスが得意な人ならば、利益を稼ぐ方法はWebサービスを作った後からでも考えることができますが、初心者の人は利益を出せるWebサービスを作りましょう。

 

自社で完結する

Webサービスで起業しようと考えているならば、必ず自社で完結ができるWebサービスを開発しましょう。たまに、外部にWebサービスを頼むところがありますが、資金力が乏しい起業当初では、すぐに資金が尽きてしまいます。

 

実際、僕がプログラミングスキルを身につける前に、Webサービスで起業しようと考えて、知り合いの人にWebサービスの相談をしたことがありましたが、機能を最低限にしても300万はかかると言われたことがあります。

 

また、これからフィードバックを貰い、改善を行なっていくと、その額は1000万では足りないでしょう。さらに、週に1回改善することはできないため、売れるWebサービスになるにはかなりの時間がかかり、3年たっても利益を生み出すことはできないでしょう。

 

そうならないためにも、Webサービスで起業するならば、プログラミングスキルを持った人が、最低1人いて、自社内で開発から運用まで完結できるようにすることが大切です。

 

起業するまでの手順

Webスキルを身につける

Webサービスを開発するために一番必要なことは、当たり前かもしれませんがWebスキルを身につけることです。まだ、Webスキルを身につけていない人は、Webスキルをまずは身につけていきましょう。

 

Webスキルを身につける方法として、「Progate」で学習する方法をオススメしています。「Progate」はスライドで学習していくスタイルで、ゲーム感覚で学ぶことができます。

 

一方、Webスキルを身につけるために、プログラミングの本で勉強することはオススメしていません。その理由としては、本は学習難易度が極めて高く、初心者だとかなりの確率で挫折してしまうからです。そのため、本でプログラミング学習するのはやめておきましょう。

 

Webサービスのアイデアをまとめる

Webスキルがある程度身についたら、Webサービスのアイデアをまとめていきましょう。主に、誰に何をどのように、どのような価値を提供するのかという観点でアイデアをまとめていきましょう。

 

例えば、タスク管理アプリを開発するならば、デザイナーを対象にしたデザイナーのためのタスク管理システムをネット上で提供し、今まで煩雑だったデザイナーのタスク管理を楽にするといったようにアイデアをまとめます

 

Webサービスの設計を行おう

Webサービスのアイデアが固まったら、次は開発するWebサービスを設計していきましょう。ただ、設計と聞くと難しいと思われかもしれませんが、そこまで難しく考える必要はありません。

 

主に必要となる設計書は、画面設計書、機能設計書、DB設計書です。画面設計書は、どのようなページを作るかを示した設計書です。機能設計書は、どのような機能が必要になるのかを一覧にした表です。DB設計書は、どのようなDBを設計するのかについて示した書類のことです。

 

これら設計書を作る理由としては、設計書がないとWebサービスが破綻してしまう可能性が大いにあるからです。これは、設計書なしで、ビルを建築するようなものです。ですので、絶対に設計書は用意しましょう。

 

Webサービスを作ってみる

設計書が完成したら、次はWebサービスを作っていきましょう。この作業はかなり地道な作業ですが、コツコツサービスを開発して完成させていきましょう。

 

また、機能をどのように構築すればいいのか悩んだり、どのように画面を作ればいいのか分からなくなったときは、Googleでどんどん調べていきましょう。もし、30分調べても分からないときは、自分よりもスキルが高い人に聞いたり、機能を実装せずにそのまま置いておきます。

 

というのも、30分かけて分からない場合、高確率でどれだけ調べてもその機能を実装することはできないからです。時間を節約するためにも、どんどん後回しにしていきます。

 

作ったWebサービスを市場に出してみる

Webサービスが完成したら、Webサービスを市場に出して、多くの人からフィードバックをもらいましょう。おそらく、頂くフィードバックの多くは、ダメ出しだと思いますが、落ち込む必要はありません。

 

というのも、最初からユーザーに満足してもらえるWebサービスを作ることは不可能ですし、長期的にユーザーに満足してもらえればいいからです。まずは、市場に出してフィードバックをもらい、客観的な意見をもらうことが大切になるのです。

 

Webサービスを改善し続ける

フィードバックをもらったら、それをもとにWebサービスをどんどん改善していきましょう。最初は何回改善すればいいのかと思うかもしれませんが、おそらく100回Webサービスを改善すると、多くの人が求めるWebサービスになります。

 

そうなることを信じて、ひたすら改善を行なって、質が高いWebサービスを作っていきましょう。辛いかもしれませんが、ひたすら改善するしか成功する方法はありません。

 

まとめ

Webサービスで成功するためには、完璧を求め過ぎず、最低の機能だけでWebサービスを開発し、多くのフィードバックを貰いながら、Webサービスを改善しくことです。ですので、どんどん改善していきましょう。

 

以上、プログラマーのだいき(@dotpro_pm)でした。

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