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【基本知識】マーケティングとセリングの違いとは?経営に基づく解説

こんにちは、だいきです。

 

近年では、ブランディングやターゲティングなどといったマーケティング用語を一般的に聞くようになりましたが、結局マーケティングとは何かということを理解している人はなかなかいないようです。

 

また、マーケティングを知っている人でも、知識として知っている人がほとんどで、経営に基づいて理解している人はかなり少ないようです。

 

そこで今回は、マーケティングとはどのようなものなのか。マーケティングを経営に紐付けるにはどすればいいのかについて解説していきたいと思います。

 

この記事を読んで学べることは以下の通りです。

  1. マーケティングとは何か
  2. マーケティングで陥りやすいこと

 

マーケティングとは

マーケティングの定義

あなたは、マーケティングと聞いたらどのようなことを思い浮かべますか。

 

おそらく、「CMやネット広告、市場のリサーチなどといったこと」を考えるのではなにでしょうか。たしかに、以上で挙げたものは、マーケティングの1部ですが、マーケティングの本質ではありません。

 

マーケティング協会では、マーケティングを以下のような定義を発表しています。

企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、 公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。

(参照:https://www.jma2-jp.org/jma/aboutjma/jmaorganization

 

もっと、噛み砕いてマーケティングを説明すると、「売り込みを不要にして、顧客にとって価値があるものを提供し、顧客を創造しながら、売れる仕組みを構築する」ことなのです。

 

つまり、「売れる仕組みを作ること」がマーケティングの本質になるのです。

 

マーケティングと販売の違い

ここでは、マーケティングと販売の違いについて解説していきます。

 

販売とは、「作られた製品を売る」ことを言います。

 

工場で製品を作り、その製品を様々なプロモーションを駆使して、売ることが販売なのです。販売の目標は、販売を増やして利益を得ることです。

 

一方、マーケティングは「売れる商品を作る」ことを大切にしているため、市場のニーズを分析し、顧客を選定し、製品を作っていくのです。そして、マーケティングが目標としているのは、顧客満足で利益を得ることです。

 

以上が、販売とマーケティングの違いなのです。

 

マーケティングの重要性

マーケティングの重要性は、年々上昇しています。ではなぜ、ここまでマーケティングが重要視されてきたのでしょう。

 

マーケティングが重要視されてきた理由には、時代背景があります。

 

30〜50年前までは、「モノ」も「情報」も何もかも足りていませんでしたが、現在では「モノ」や「情報」は溢れている状況なのです。

 

そのため、商品を作っても、わざわざあなたから買おうとしません。そこで、必要になるのが、顧客にはっきり理解できるほどまでの差別化なのです。

 

そのような状況で、自社の商品を買ってもらうには、顧客がほしいと思う製品を作り、他社との差別化ポイントを理解してもらう必要があるのです。そのためには、「マーケティング」が重要となるのです。

 

売れる製品を作る方法

では、どのように「売れる製品」を作っていくのでしょうか。

 

この問いは簡単です。それは、「顧客に聞く」ということです。

 

顧客が欲しいものは、顧客しか分からないため、徹底的に顧客からどのような製品が欲しいのか、現状の製品への不満情報を集めていき、それを解決することができる製品を作っていくのです。

 

そして、作った製品を市場に出し、再び顧客に使い心地や不満だと思うところを調査して、また製品に反映させていくのです。

 

これを繰り返す行うことで、売れる製品を作ることができるようになります。このサイクルを100回以上行うことで、売れる製品へと昇華させることができるようになります。

 

自社の商品も市場に出し、何十回もお客さまから意見をもらい、その都度商品に反映させています。これを行うことで、肌で感じるほど顧客満足度は向上していきます。

 

マーケティングで陥りやすいこと

ただし、マーケティングではよく陥りやすい問題があります。そこでここでは、マーケティングで陥りやすい問題点について解説していきたいと思います。

 

顧客に調査をすることが大切と上で解説しましたが、顧客が必ずしも本当に欲しい商品をいってくれるとは限りません。

 

その例として、「マーケティングの近視眼」について「ドリルの具体例」を交えて、説明していきたいと思います。

 

あなたが、4分の1インチの穴が欲しい時に、ドリルを買ったとしてします。そこで、そのドリルを作っている企業があなたにどんなドリルがほしいのかについて調査しに来るとしましょう。

 

そうすると、おそらくあなたは、技術の改良・生産の効率化によってより便利なドリルを安く提供してほしいと考えて、情報を提供するでしょう。しかし、あなたが求めているのが「穴」なので、技術変化(例えば、レーザー光線で穴をあける)によって、もっと簡単に「穴」を開けることができるならば、ドリルである必要はないのです。

 

そこから導き出されることは、事業の定義は、製品や手段ではなく、その目的・機能で考えることが必要になります。

 

例えば、鉄道ならば移動が目的であり、映画ならばエンターテインメントが目的であるということで。この本質的な部分をしっかり理解して、商品に落とし込むことが大切になるのです。

 

まとめ

マーケティングとは、「売れる仕組みを作ること」です。そのためには、顧客に意見を聞く必要がりますが、製品の本質について考えなければなりません。

 

製品の本質について考えながら、「売れる仕組み」を作りましょう。

 

以上、だいきでした。

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